世界初のロボットホテルとしてギネスにのった変なホテル。その第一号となるハウステンボスで泊まってきました。
以前に感想をラグーナテンボスの記事で書きましたが、今回HISの激安ツアーでホテル選択不可のプランを予約したところ、この変なホテル ハウステンボスになったので紹介。
※2023年10月16日で営業終了し、26日よりホテルロッテルダムとしてリニューアルオープン
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外観はこんな感じ。全然ハウステンボスっぽくないです。外のロボットは「スケルトニクス」という人が着るタイプのロボット。
ウエルカムゲートからもハーバーゲートからも遠く、ちょっとした丘の上にありアクセスはしんどいです。時間が合えば場外手荷物預かり所前から出るバスで行くこともできます。
中に入るとハウステンボスしはいにん、ちゅーりーちゃんがお出迎え♪ 後ろに見えてるのは傘を売るロボット。1本500円。
そして正面にはクロークロボット。変なホテルでは手荷物預かりサービスがありません。このクロークには機内持ち込みサイズのスーツケースくらいなら収納できます。1回500円。
変なホテルのフロントには3体の恐竜ロボがいます。TOPの写真の左の恐竜ロボット、「きぼう」でチェックイン。ここだけ空中ディスプレイが採用されており、宙に浮いたパネルをタッチしてチェックインを済ませます。カード決済のみの対応なので、現金決済したい方は他のロボットへ。
※右の恐竜ロボは変進君に変わりました。
音声認識に比べやや手間取りましたが、慣れるとスムーズにできそう。何より清潔。手続きが終わると隣の機械でルームカードや領収書を受け取ります。事前決済してたので0円。
ロビーにはロボホンの音楽隊がいました。決まった時間に来れば演奏が聴けますよ!
様々なロボットが展示されてます。ちゅーりーロボは8月までは各部屋に設置されてましたが、認識が甘く不評なため撤去されました。今後はクマなど他のコミュニケーションロボットが置かれる予定です。
フロント横にはサイネージという大型の端末があり、ホテル案内の他に園内での飲食に使えるクーポンが取得できます。基本的にドリンク無料ですが、ソーセージワーフなどのように水も買わないといけないお店では助かります。
その隣にはUFOキャッチャーなどがありました。基本的に子供向けの商品ばかりです。
さらに隣には無人のスマート・コンビニ。チェックインしておけば顔認証で入れます。現金決済はできません。後で使おうと思ってたら故障したようで、3日間一度も利用できませんでした。後日使いましたが、機械に強くないと迷います。インターホンで聞きましょう。
先へ進むと変なホテル限定の「変なグッズ」自販機が。
振り返ると見本が展示されてました。変なホテルのこのガウンは欲しいかも・・・
見本の奥にはピアノを演奏するロボットも。と言っても指は動いてません。鍵盤だけが動きます。
自販機のある角を曲がると無人の「変なバー」があります。ここではタブレットで注文。
変なバーの奥には何やら近未来的なBOXが・・・
これは変なホテル宿泊者だけが遊べるVRの変なゲーム”The ZONE”。やってる人は見かけませんでした。ジョイサウンドのVRカラオケは面白そうです。
部屋へ向かいます。今回はB棟118号室。まずは顔を登録・・・1発OK!何かと不評ですが、改善されたのかな?キーがなくても顔をかざせばドアが開くので楽ちん、両手がふさがってる時はありがたい。
部屋はこんな感じ、かなり狭いです。物を置くスペースに困りました。この茶色い部分ってガウンとか置いていいのかなぁ?
あれっ?ちゅーりーロボ撤去されたんじゃ?と思ったあなた、するどい!
フロントで「ちゅーりーちゃん貸して♪」と言えば無料でレンタルしてもらえます。数量限定なのでお早めに・・・→現在は300円
※ちゅーりーの
代替わりに伴い、貸出は終了しました。
あ、部屋のスマホは使いにくいというか、ほぼ使えません。改善が必要ですね。
そして何かと不評だった空調の輻射パネル。不評すぎて今は家庭用のエアコンが付いてます。試しに使ってみたところ、効き始めるまでは時間がかかりますが、一度効けばむしろエアコンよりもよっぽど快適でした。子供や高齢者には絶対こっちです。D棟~にはありません。
お風呂はラグーナの変なホテルと同様でシャワーが浴槽の外、洗い場もあり使いやすい。トイレは普通にウォシュレット。
窓の外の景色はこれ以上なくつまらない、変なホテルのA棟と左に少し見えてるのがフロントのある棟。
部屋とフロントをつなぐ通路。ちょっとした坂です。
振り向くと外です。正面に見えるのが建設中の新棟。ここは和室になるようです。外国人や高齢者を意識してるんでしょうか?
新棟は12/21から宿泊できます。
※現在は営業中です。
変なホテルを出たらひたすらこのような小道を歩きます。
すると変なホテル宿泊者専用ゲートがあるので、このゲートを通って園内と変なホテルを行き来します。ゲートの横にはふわふわランド。隠れてますがゲートの左にはチケット販売機があります。
夜、園内から変なホテルへ戻る時はこんな感じ。暗いです。子供やお年寄りは注意。工事が終わればルートが変わるかもしれません。
お部屋のちゅーりーロボはおしゃべりだけでなく、イベント情報や天気予報、クイズや歌なども聞けます。動画は目覚ましの様子、結構おもしろい(笑) でもなぜかPCからしか見れない;
※スマホでも再生可能になりました。
↓↓こんなやりとりもありました。
自「ちゅーりーちゃん」
ち「なんでしょう?」
自「電気消して」
ち「灯りを消しました」
自「消えてないよ?」
ち「ええぇー!」
電気をつける時も同じでした(笑) 思ったより遊べます♪
チェックアウトはカードキーを機械に入れるだけ。追加料金があればそのままお支払い。
ざっと紹介しましたが、正直な感想として料金とサービスが釣り合ってないかな。ハウステンボス以外の変なホテルは割安で泊まってもいいかなと思います。(あくまでもハウステンボスの他のオフィシャルホテルとの比較です。ハウステンボス外のホテルよりは全然オススメ)
アメニティが最低限、ティーバッグや粉末コーヒーも有料でベッドメイクは1台1000円(今は1台に付き変なポップコーン1袋もらえます)、狭い、遠い、手荷物を預かってもらえない、レストランが外にあるなど、不満があります。
とは言え、今後もし今回と同様の激安プランがあれば予約すると思いますし、ハウステンボス外の周辺ホテルよりは断然オススメ!
新しくできた和室にいつか泊まってみたいです。
なお、ニュースにもなってましたが、メンテに手がかかり過ぎるため今後はロボットが減っていくかも。
※ロボットの削減が始まったようです。メンテもですが、技術の進歩が早く、既に古いテクノロジーとなったためだそうです。
フロント右手の恐竜ロボもいなくなり、変進くんになってました。
変なホテルは「おかしな」ホテルではなく、「変わり続ける事を約束する」ホテルです。
コーヒーカップに見える変なホテルのロゴマークは、オオムラサキという蝶がモチーフ。このオオムラサキの生態が「変わり続ける」を象徴してるんですって!
そして宿泊特典に黄金と水素の湯の無料券(大浴場)が追加されました。
宿泊特典などは、オフィシャルホテルの記事を読んで下さい。
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格安ツアーでハウステンボスに行く!
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